年々、電話が苦手という人は増えています。メッセージアプリのやりとりが主流となり、電話をする機会が減ったことも要因の一つでしょう。若い世代は特にプライベートであまり電話をする機会がないまま看護師になり、電話対応に苦戦する人や、苦手意識を持っている人も少なくありません。電話対応への苦手意識を克服するには、「電話」「問い合わせ対応」「言葉遣い」など、問題を詳しく分けてみるよ良いでしょう。
電話自体に慣れていない人は、プライベートで電話をする機会を増やしてみるのがおすすめです。電話で予約や問い合わせをしてみたり、恋人や友人と通話をしてみたりすることで、電話自体に慣れていくことができます。お店などに電話で問い合わせをした際に、相手がどのような対応をするのかという点に着目すると自分自身の勉強にもなるでしょう。感じの良い対応はお手本にして、感じの悪い対応は反面教師として、どんどん吸収していきましょう。
問い合わせ対応と言葉遣いに不安がある場合は、必ず聞かなければいけないことや使うべき言葉遣いを、目のつくところにメモや付箋に書いて貼っておくのがおすすめです。例えばPCのモニターの端や、電話機の上などです。電話を受けた際の第一声は病院でマニュアル化されている場合がほとんどですが、本人の裁量にお任せで決められていない病院もあります。そんな時には自分で判断し、最初の言葉をメモにして電話機から見える位置に貼っておくとよいでしょう。そのメモを見ながら話す、というのを繰り返しているうちに、メモがなくても話せるようになっていきます。電話対応に慣れるには、何事も繰り返し経験をすることが大切です。
電話対応に苦手意識を持ってしまう原因について:参考/『看護師にこそ覚えてほしい!電話対応のキホン』